文学・評論外国の著者14

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未来のイヴ (創元ライブラリ)
かくも悍ましき形而上学的芸術作品たる「未來のイヴ」 私わ冒頭のエディソンの独白部や中盤に於けるハダリ生成云々の類に隠忍しつつも割と はやいペースで読めたので、読後の壮快感・高揚感ときたら名状し難いも......
残酷物語
世俗の暴力に屈せず、極貧のなかで高貴なる精神を貫き通したヴィリエ・ド・リラダン。これはこの孤高の作家の代表作である。流麗な文体、透明で研ぎ澄まされた作風。フランス文学史上に特異な地位を占める、ほとん......
リイルアダン短篇集 (上) (岩波文庫)
21世紀を過ぎた時期に、再びこの本を書店で見かけた時は唸った。ほとんど時代錯誤のようにさえ思えたからだが、3月程で忘れ去られ、或いは中古ブックストアの棚の肥やしに流れ着く雑本の氾濫するさ中に、l'i......
魅せられたる魂〈1〉 (岩波文庫)
人はなぜ、それぞれの困難を生きぬくことができるのか?その原動力はどこから来るのか?読後になお胸を襲う問いかけである。登場人物たちは深く傷つき、叫びながらも生きるのをやめない。それはそのまま、私たち読......
ジャン・クリストフ 4 改版 (4) (岩波文庫 赤 555-4)
名作と呼ばれるにふさわしい素晴らしい作品。今まで西洋文学小説に疎かった私にとっては、その細やかな心理描写と、鋭い人間批評に衝撃を受けた。完璧にこの世界にはまってしまった。クストフが、さまざまな体験(......
ジャン・クリストフ 2 改版 (2) (岩波文庫 赤 555-2)
海外小説は原文で読めるにこしたことはないのですが、この豊島氏の翻訳は大変すばらしいものでした。訳者の作品の理解の深さ、そしてデリケートな日本語表現によって文章がとても生き生きと新鮮であり、ロマンロラ......
ジャン・クリストフ 1 改版 (1) (岩波文庫 赤 555-1)
あまりにも繊細で情熱的な性格故に,周囲に対して寛容に接することが出来ず,徐々に孤独になってゆく孤高の天才ジャン・クリストフ. 自分の演奏を真剣に聞かない無知で傲慢な聴取に対し練習曲を弾きこう叫ぶ......
四十八歳の抵抗 (新潮文庫)
石川達三の作品を読むといつも、人生の先輩というか、神の視点から諭されているように感じてしまう。それが嫌いだったり、古くさい、説教臭いと感じる人も多いだろうが、個人的には一度は手に取ってみるべき作家......
淀どの日記 新装版 (角川文庫 い 5-7)
昨年の年末から公開している「茶々〜天蓋の貴妃」を見てから読んでみました。 今まで淀君の時代や、大坂の陣が描かれている小説だと、司馬遼太郎の「新史太閤記」、「城塞」を読みました。その中だと淀君は......
オンリー・イエスタディ
都知事として政治の真只中にいる著者。 「・・私は物書きだから、たとえ政治の世界から離れても物を書くという仕事は一生可能だし 日々仕事の甲斐もあるはず・・」という書き出しで紹介する最初の人物が、 “政......
美少女 改版 (新潮文庫 よ 4-5)
この時代では最先端であったろう、時代の風俗も今読むとパッとしない。それはそれでしょうがないことではある。時代は変わって21世紀だから。でも発売当初は売りであった風俗描写を差し引いて、物語のみ読み進め......
東京の窓から世界を
それぞれの対談相手にうまく調子を合わせながら石原慎太郎節が炸裂、という感じで最後まで楽しんで読めた。 なかにし礼の作詞家デビューのきっかけはバーで偶然裕次郎に声をかけられたこと、意外にも著者ははか......
肉体の悪魔 (光文社古典新訳文庫)
「僕はさまざまな非難を受けることになるだろう。でも、どうすればいい?戦争の始まる何か月か前に十二歳だったことが、僕の落ち度だとでもいうのだろうか?」この冒頭の部分を読むだけでラディゲがただ者ではない......
新訳 肉体の悪魔
時は第一次大戦、フランス。 未だ親の庇護のもとにある少年と、夫を戦線に送った人妻の、 密やでなくてはならないが、半ば公な恋愛を描く。 本作の主人公の心情描写は、全くオブラートに包まれていない。 そ......
ドルジェル伯の舞踏会―現代日本の翻訳
多くの方がこの本の素晴らしさについて語っているので、今更力説する必要もありません。しかし、講談社文芸文庫という携帯性、冒頭のジャン・コクトオのノート、巻末の解説、そして、詳細且つ簡潔な年譜&目録が素......
物語・唐の反骨三詩人 (集英社新書)
著者の荘魯迅は1956年上海に生まれ、文化大革命の辛い影響を受けながら幼時を過ごした。その経験から、個性の解放を求めた唐の詩人たちに共感し、また、彼らの生涯をダイナミックにとらえることこそ、彼らの詩......
阿Q正伝・藤野先生 (講談社文芸文庫)
以前、別の文庫でも読みましたが、 やっぱり藤野先生も読んでおかなきゃと思って、 買ってあったもの。 今回の出張で読みました。 岩波文庫が『吶喊』の構成そのままなのに対して、 講談社文芸文庫は第一小......
カンブリア宮殿 村上龍×経済人II
村上龍氏出演のテレビ東京系の番組の書籍化、第2弾。 第1弾でも感じていたことであるが、村上龍氏の翻訳機能。 「企業経営」というジャンルでこの国でトップを走る人たちの価値観や、判断の基準はいくら伝え......
やさしく学ぶ Sun認定Javaプログラマ(SJC-P)
やさしく学ぶとありますが、内容は全然やさしくありません。 誤植も非常に多いし、解説も簡略化されていてかえってわかりにくい。...
ある英国人作家の偽りと沈黙
恋であれ何であれ、誰か人について考えるとき、自分がその人について考えることと、他人がその人について考えることと、その人自身が自分について考えることは、たていの場合はみんな食い違う。人は自分の目でし......
トーマス・ケンプの幽霊
ただでさえ活発なジェイムズ少年にポルターガイストがつきまとう。幽霊がやったことなのに、いつでもジェイムズのせいにされて罰を食らうはめに。なんとかして成仏させようと工夫するのだけれど、敵もさるもの。ジ......
レ・ミゼラブル ああ無情〈1〉怪しい男と司教様
価格は高いですがこれはおもしろいです。子供向けにわかりやすく書き下ろされているに加え、字の大きさも適当で早い子なら小学3年生くらいから読めると思います。少女マンガ風の情景をイメージしやすい挿絵が入っ......
パンタルの冒険 (CDブック 語学教育絵本)
近年ますます注目されてきているブラジルの大自然パンタナルを舞台とした素敵な絵本の日本初の訳本です!パンタナルの大自然の美しい描写、そしてポルトガル語と共にわかりやすい日本語訳が載せられているので、ポ......
スプリング・ソナタ (バーニス・ルーベンス選集)
全然知らない作品でしたが、たまたま近所の図書館で見つけ、 パラパラとページをめくるうちに、面白くて止まらなくなり・・・ 手元に置いて、何度も読み返したくなり、購入しました。 「胎児」が天才バイオリニ......
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